観光SDGsコンサルティング
観光と持続可能な開発目標では、主要テーマとなる目標8・12・14に重点を置いています。しかし、多様な観光産業では他の目標に対しても取り組むことが推奨されています。詳しくは国連観光機関駐日事務所のサイトを参照してください。
また、新コロナウイルスによる観光関連業への影響を鑑み、国連観光機関(UNWTO)は世界保健機関(WHO)はパートナーシップを結び、目標3・8・9・17に紐づけして達成を呼び掛けています。(2020年3月25日現在)
SDGsの横断的な達成については、観光庁の指標づくりにも利用したグローバルサステイナブルツーリズム協議会(GSTC)の国際基準を活用します。弊社はGSTC公認トレーナーとして国内外で活動しています。トレーニングプログラムに関してはGSTCのサイト(英語)を参照してください。
自治体であれ、事業者であれ、クリーンなエネルギーを選ぶ方針が必要です。大手電力会社に契約していると、その多くは化石燃料や原子力の依存したエネルギーを知らないうちに使用しています。今、電力構成を見直し、省エネの実現に努めましょう。太陽光パネルも使用耐用期間が過ぎると産業廃棄物になり、大きな負担になることが懸念されています。ライフサイクルでベストを選べるようにお手伝い致します。
キーワード)低炭素モビリティー、サイクルツーリズム、ウオーキング、省エネ診断、エコ空調システム、パッシブソーラーシステム、バイオマスボイラー、環境教育、省エネ診断
観光地用GSTC評価項目番号:A1, A9, B8, C1, C5, D1, D4-8
観光は、世界の経済成長の原動力の一つであり、現在では、世界で10人に1人が観光分野で働いています。観光が働きがいのある雇用機会を提供することにより、技能と専門性が向上し、社会(特に若者と女性)に恩恵をもたらします。更に地元雇用や地産地消の徹底によりこの目標は達成度を高めます。
キーワード)均等雇用、雇用機会、ジェンダー、昇進機会、研修、住民(地域)雇用、雇用割合、福祉、ハラスメント
観光地用GSTC評価項目番号:A1, A9, B8, C1, C5, D1, D4-8
安全で,災害に強いまちや人々の住む場所を観光を活用してつくる、災害などがあっても早く回復できる,持続可能まちづくり。観光収入は最近宿泊税の導入や滞在を伸ばすためのプログラム開発、地域が潤うための仕組み作りなど多岐に取り組むことが必要です。100年先も安心して住み続けるまちづくり、地方創生と絡めて考えていきましょう。
キーワード)危機管理、公害、汚染、設計デザイン、バリアフリー化、労働条件、賃金、補償、利用権、モビリティー、地域支援、観光投資
観光地用GSTC評価項目番号:A1, A5-6, A9, A11, B1, B8, C1, C5, D1-2, D4-5, D9-12
今の地球1個分の資源やエネルギーに対して,わたしたちは1.5個分を消費しています。魚の乱獲や,木材の伐採など,未来資源やエネルギーは枯渇に向かっています。このペースが続くと,SDGs達成予定の2030年には地球が2つ必要になるといわれています。持続可能性を意識した飲食店、宿泊施設、そのサプライヤー、また来訪者にもその責任はあります。観光イベントやキャンペーンひとつひとつに持続可能性を落とし込む必要が今あるのです。
キーワード)DMO、 観光計画、満足度、住民意見、マーケティング、来訪者管理、歴史・文化・環境・風土などの保全保護、廃棄物処理、リサイクル
観光地用GSTC評価項目番号:A2, A3, A10-11, A14, B4, B5, B9, C1-6, D2, D3, D9-11
パリ協定に則り、わが国でも気候変動の対策がはじまっています。しかし、毎年激化する記録破りの異常気象。ゲリラ豪雨や洪水・土砂崩れなどの自然災害、大型化する台風など、観光を支持する傾向ではないばかりか、われわれの活動が原因なのです。地球規模で考えるだけでなく、具体的な対策を取ることがこの目標になっています。まずは地球温暖化ガスをどのくらい排出しているのか算出し、発生抑制やオフセットの考え方などを盛り込んだ提案をさせて頂きます。地域で対応できる事業があれば、ベストです。
キーワード)カーボン計算・オフセット、季節変動、モニタリング、リスク評価、啓発プログラム
観光地用GSTC評価項目番号:A4, A5
持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。観光の最大の分野である海岸と海洋での観光は、島国日本では得に小島嶼国(SIDs)において、健全な海洋生態系に依存しています。観光開発は、破壊されやすい海洋性体系の保全保護を進め、ブルー・エコノミー(環境を損なわない海洋経済)を促進する手段となるように、「総合的沿岸域管理(ICZM)」の一部に組み込まれなければなりません。漁業や水産養殖業といかに観光事業者が協力し、対策に取り組むかが重要となっています。
キーワード)保全管理体制、
観光地用GSTC評価項目番号:A1, A6, A11, C1-3, D1-3, D6-10
陸の生態系を持続可能な方法で利用する。里山や里海など自然と文化が毎日の生活となっている日本では、その美しさを観光資源としても見ています。季節の移り変わり、それに伴い花鳥風月を楽しむ日本の感性をオーバーツーリズムで失ったり、負荷をかけることは避けなければなりません。陸の恵みを知っている漁師が植林をするなど生態系を重んじて観光も振興すべきと考えています。
キーワード)観光資産、資産・資源の保護、来訪者管理、行動規範、環境リスク、脆弱な環境の保護、野生生物保護、低負荷交通、廃棄物処理
観光地用GSTC評価項目番号:A1, A6, A11, C1-3, D1-3, 6, 10-12
SDGsの17の目標は多様な分野にわたります。それぞれの国や地域が取り組むこともあれば,国と国の協力が必要なこともたくさんあります。SDGsを着実に実現するには,国の主導だけではなく、企業や研究者,市民団体,地域,学校,家庭,そしてわたしたち個人,SDGsの担手てだと感が増す。次世代のことを考え、遅滞なく行動を起こと。それが地球市民の一員として、難題課題を解決していくことになります。
キーワード)DMO、方策・方針、観光教育、財源確保、一般公開、相乗効果
観光地用GSTC評価項目番号:A2, A7, B6